泰斗株式会社は環境問題に取り組み、皆様に安心して頂ける製品を提供いたします 東京都中央区 泰斗株式会社

環境への取り組み

環境への取り組み

泰斗株式会社とアルピ社及びそのグループ各社は、FSC®(Forest Stewardship Council® = 森林管理協議会)の定める基準をクリアーし、COC(=管理の連鎖)を、以下のように取得しています。

従って、弊社の扱う天然木工芸突板(アルピリニューム)は、原料木の調達から、製品の販売に至るプロセス全般において環境負荷への対策・持続可能な森林管理及び合法性が証明されています。

アルピリニューム(天然木工芸突板)の合法性認証取得状況

認証項目 取得会社 認証団体 認証番号
①.原木伐採権
原産地証明、合法性、追跡可能性の認証
ALPICAM社 (カメルーン)
(ALPI社のグループ内子会社)
* カメルーン政府の法律遵守
Bureau Veritas社 OLB-CERT-090501
②.二次加工品の製造
同製品の移動・販売
同上

同上

BV-COC-003195
BV-CW-003195
③.アルピリニュームの
製造・販売・輸送
ALPI 社 (イタリア) SGS(SocieteGeneral de Surveilance) SGS-COC-0004194SGS-CW-004194
④.二次加工品の製造
移動販売・保管
(スライス加工・保管/出荷)
泰斗株式会社 (日本) SGS(SocieteGeneral de Surveilance) SGSHK-COC-008097
SGSHK-CW -008097
⑤.木材・木製品の
合法木材供給事業者
同上 木材表示推進協議会 144002

環境への取り組み 内容

[2008年7月 発信]

地球温暖化への対策が急がれているなか、弊社の環境への取り組みについて次の通りご報告します。弊社は今後とも、環境問題への取り組みに努め、ご安心いただける製品の供給を致す所存です。

1.  弊社が輸入販売しております、イタリア・アルピ社で製造された[天然木工芸突板=アルピリニューム](以下、アルピリニューム)は、原料木アユース材の産地国カメルーンにおいて、1990年早々より同国の森林保護政策に関する諸法規を尊守しています。
 それらは、環境保護の観点に立ち、持続可能な森林管理と経営だけでなく地域住民の福利厚生・雇用・労働条件の改善を含め、様々な取り組みをしております。
 G8サミットで合意の「違法伐採された木材の使用禁止」に基づき、グリーン購入法に適合した合法性が証明され、弊社は2006年8月に「合法木材供給事業者認定書」を取得しました。これにより原木から突板までのロット番号を管理し、加工業者様から消費者様までその情報を提供することが可能になりました。
◇弊社発行の納品書の品番・品名・サイズの後6桁の数字がロット番号です。

2.  又、アルピ社は、TFT(スイスに本部を置く非営利団体の一つ"熱帯林トラスト")とのパートナーシップを確立し、木材生産に関し、FSC®に代表される国際基準を達成すべく、森林認証取得、加工流通過程での分別管理の認証(CoC)取得までの行動計画・事前監査などに積極的に取り組んでいます。

[2006年12月 発信]

VERO LEGNO(ヴェロ レニョ)からの証明書

アルピ社(イタリア)の工場内に搬入される全ての原料(アユース材ロータリー単板)は、カメルーン国にある子会社のALPICAM社、及び、CRUMCAM社を通じて調達されています。それらは環境保全に基づき綿密な計画により合法的に収穫され、カメルーン国森林管理法(No.94/01、施行令No.95/531)によって厳格に規制されています。
従って、ALPILIGNUM(突板)製品に使用される全ての原料は、合法伐採により収穫された物であることを証明します。

VERO LEGNO(ヴェロ レニョ)
Ludovica Nera, Director
2006年11月29日

注)VERO LEGNOは、NPO組織で日本でいう「全天連」と同様の組織です。

vero.jpg

[2007年10月 発信]

アルピ社からの環境対策声明文

1919年以来、アルピ社は先進的な自社独自の技術を屈指し、化粧板用突板を製造してきました。アルピ社グループは、常に斬新な工夫と技術を、その活動の中心に据え絶え間なく前進してまいりました。今日を支えている一つは、製造工程の改良に向けて内なる努力の結果ともいえます。同時に活動している国々に於ける諸法規への配慮に基づき、経営方針を展開させてきました。
 さらに、環境保護対策の観点に立ち、自然資源の管理、活動地域で果たすべき責任という意味において、重要な役割を担っていると自覚しております。このことの最良の実例は、全欧州で実施されている環境対策の尊守と天然資源の最適な利用法に示されています。環境への細心の配慮は最優先課題であり、このことは年々高まる生態系の保護に関する全世界的な自覚と相俟って大きくなっております。
アルピ社グループは、1980年代の終わりに、アフリカの熱帯林での活動を始めました。当初より、その地方の諸規則を考慮しつつ周辺環境への悪影響をできるだけ少なくさせる方法で、森林伐採を運用する努力を重ねてきました。慎重かつ徹底した状況分析に従って、本日、アルピ社グループは、その環境保護対策を、持続可能な天然資源の維持・管理という意味だけでなく、私どもの活動に関わるあらゆる局面において、さらに強化していく決意を致しました。これは、持続可能な経済的な発展と天然資源の永続性を確保しつつ、併せて全ての人々のより良い生活水準をもたらすということです。
アルピ社グループは、その指標として、国際的に評価され認められている基準に基づいて、森林資源の維持・管理の原則を用いることとします。この目的のため、TFT(熱帯林トラスト=http://www.tropicalforesttrust.com)との提携関係を確立しました。TFTは国際的な環境保護団体で、この目標達成のために必要な支援をもたらしていただけます。
このような過程を通じ、完璧な透明性を示すにあたり、環境保護対策の実行と社会の安定・進歩に関する共同責任の原則を明らかにし、アルピ社が実施する森林管理の優れた方策、具体的な成果等は新聞発表やホームページに掲載され、皆様に明らかにしていく所存です。(http://www.apli.it)『アルピ社社長 ヴィットリオ・アルピ』

alpi.jpg

注)…TFT(Toipical Forest Trust)は、熱帯林および木材製の国際貿易の変革に取り組んでいる。サプライチェーン(物流)のすべての段階において、森林保全、持続可能かつ公平な社会・経済的な発展に貢献する熱帯材の国際貿易を目指している。FSC®制度下で第三者機関に認証された天然林を増やし、社会的に有益、環境的に適切、経済的に実行可能な森林経営を目指している。熱帯雨林の持続的な維持管理に関連したプロジェクトに活動している国際的非営利団体。

 [2009年5月 発信]

「OLB」認証に関して(アルピ社のプレスリリースより)

・アルピ社グループはカメルーンでの森林管理・運営に対し本年6月、OLB認証(木材の原産地及び合法性の証明)を取得しました。その認証は、ビューローベリタスにより発給され、アルピ社が製造・販売する木製品の合法性と原産地の追跡が可能であることを保証するものです。

・2007年3月以来、アルピ社グループとTFT(森林監督機構)は、アルピ社のカメルーン所在のすべての製造拠点での加工技術、運営、管理そして、社会貢献を包括的に発展させるため、欧州同盟(EU)の資金援助による、TTAP(木材貿易行動計画)に基づいて、共同作業を続けておりました。

・TFTの代表理事のスコット・ポイントン氏によれば、「この認証は、アルピ社の持続可能な森林管理・運営面で、最善の基準を達成するという絶え間ない決意と努力の賜物です。」と述べています。

・またアルピ社のヴィットリオ・アルピ氏(専務取締役)は、今回のOLB認証取得について、「当社としては、合法性・持続可能な森林管理・運用に関し、確固たる成果を明示し、OLB認証は大変意義深い事例です。」と述べ、さらにこの認証の重要性について、「私どもは製品を世界各国に販売しており、この認証のおかげで私どもの製品が木材貿易の最新の基準に合致していることを断言できます。その最新の基準とは、アメリカ合衆国のLACEY法、そして、EUのFLEGT(森林法の施工・ガバナンス・貿易に関するEU行動計画)のことです。特に後者の草案内容に則っています。」と述べています。

※「OLB」とは(仏=Origine et Legalite des Bois、英=Origin and Legality of Timber)の略号で「木材の原産地と合法性を認証する」との意味です。

 

2010/09/07