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タイト海外通信「INTERZUM 2025」

5月20日~23日の4日間、ドイツ・ケルンで開催された「インターツム2025」は148ヵ国から約6万人の業界関係者が来場。57ヵ国から1600社を超える出展者が参加し、家具製造とインテリアデザインにおける国際見本市としての地位を改めて確固たるものにしました。

 

今年の展示会は「資源の再考:循環型およびバイオベースのソリューション」という、業界内で強い共感を呼んでいるテーマに焦点を当てられていました。

数多くのブース、3つの特別イベント、Interzumアワード、そして刺激的な講演プログラムを通して、持続可能な未来への移行に向けた業界の決意が明確に示されました。

 

当社の一番の仕入れ先であるアルピ社が出展していなく非常に残念ではあるが、その他の取引先が何社か出展しているので、ミーティングと視察を兼ねて訪問した。

 

会場は相変わらず広く、日本の展示会とは比べものにならない規模である。

今回は全11ホールを使用して、各ホールごとにカテゴリーを分けての展示となっている。

ホール1・5・6が「Material & Nature」

ホール4・7・8・10-2が「Function & Components」

ホール9・10-1・11-1・11-2が「Textile & Machinery」

 

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初日のメインゲート 

 

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 先ずは取引先ブースに挨拶を兼ねて訪問。

 

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 当社の取引先であるオーストリアのGrabner社

展示内容は前回とあまり変わらず

弊社在庫品のストラクターボード、プレイゲボードがメイン製品である

 

 

前回、HOMAPAL社としてブースを構えていたが、今回はFORMICA社のグループとして、Formica、Arpa、Fenix、Homapalなど数社が「BROADVIEW MATERIALS」として出展していた。

各社製品が色味ごとに一緒に並べられており、非常に見栄えのする展示方法であった。

 

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オーストリアのM&W社のブース

毎回、エキゾチックな書類の突板を展示している。

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イタリアのLegno Quattro社のブース

主に染色単板を扱っている。

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オーストリアのOrganoid社の展示

草花で装飾化粧板を製造しているメーカー。

毎年趣向を変えていろいろな製品にチャレンジしているが、そろそろネタ切れかと・・・!?

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韓国のカラーMDFのメーカー

目新しい製品ではないが、ブース内は非常に盛況であった。

 

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カラーMDFの使い方の良い参考になる

 

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ベルギーのDECOSPAN社のブース

常に盛況であった

 

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FRITZ KOHL社の製品

 

今回、特に目を引いたのが3Dテクスチャーの数々である。

以前よりも数多くのテクスチャーが展示されていた。

 

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X社の3D Textured Panel

弊社ショールームに各種サンプルあり

 

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MIA社の3Dテクスチャー

 

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インドメーカーの多種多様な3Dテクスチャー

 

 

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Burned woodの木口テープ

 

ケルンメッセの隣にある、Design PostではKronospam社が貸し切りで展示会を行っていた。

 

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展示会全体の印象としては、前回数多く見られた「リブ加工」はまだあるもののだいぶ少なくなっていた。

但し、3Dテクスチャーは非常に多く見受けられた。

色目に関しては、オークなどのナチュラル系かウォールナットなどのダーク系などオーソドックスな色に戻りつつあった。

以前のようなグレー系はだいぶ減っていた。

この流れを受けて来年のミラノサローネではどのようなトレンド発信がされるのか興味深い所である。

 

次回は2027年5月11日~14日まで開催される。

 

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報告者:RF

2025/06/03