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タイト海外通信「ZOW展 2009」

10月21日から24日の4日間ヴェローナ市(イタリア)で開催されたZOW展示会に参加しました。

昨年まで同展示会は、ポルデノーネ市で「SICAM」という団体との共同開催で行われていましたが、それぞれ別々に単独での開催が10月に行われました。

SICAM展示会がどのような結果だったか、詳(つまび)らかではありませんが、ZOW展示会は、惨憎たるものであったと思います。出展社数も公称では300社とのことですが、それ以下であることは確実であり、内容もメーカーが積極的に「オリジナルな商品・アイデア・加工技術を紹介する」というコンセプトが果たされていたか疑問でした。又、今までのZOW展示会とは趣が異なり、商社・販売店などが「メーカー」に代わって出展していたと思えるほどでした。

当社仕入先のアルピ社は、ZOW展には常連でしたが、経費節減、初回の展示会の評価を見定めるため展示を取りやめたとのことでしたが、イタリア国内の販社の一つ「EDILLEGNO社」が最新情報を提供するという形で、環境問題へのアルピ社の取り組みをアピールしていました。アユース材のOLB(木材の原産地と合法性)認証に続き、年内にはFSC認証に基づき、CoCを取得(認証団体はSGS)するということでした。アルピ社の国内営業・海外営業・技術部の担当者がアテンド応援をしていました。

いつも、ZOW展のカタログ(出展社・製品別小冊子)の末尾には、来年の開催予定日が案内されているのに今年のカタログにはそれがありません。来年の開催予定(2010年10月13日~16日)が出ていたことを付け加えておきます。

化粧紙メーカー(印刷会社)も主だったところは見当たらず、印象に残ったのはドイツのIMPRESS DECOR社(www.impress.biz)くらいでした。

どうしても立ち寄ってみたかった会社に、THERMOPAL社(www.thermopal.com)があり不燃化粧板(欧州規格のEN13501-1,A2-s1,d0)の情報提供を求めるつもりでしたが、出発前に見たホームページ程度で、同社は営業方針を転換しており、パナソニック向けのLMC(低圧メラミン化粧板)が終焉し日本代表部を閉鎖、欧州市場に営業努力を注力することに決めたとことでした。

ここ数年に亘り増大している「不燃化粧板」の需要を踏まえ同社の品質がどの程度の水準か見極めて見たかったが些か残念な思いをしました。

今まで、海外の大手HPL各社が日本への進出を企て、その都度失敗し撤退しておりますが、彼らにとって日本市場に腰を据えて居続けるには「商流難解・困難・不採算」であり、結局のところ指定品番が特定のプロジェクト用に仕向けられるしかないのは、仕方ないことなのでしょうか?

低調な展示会の中で興味深かったのは、環境対策を意識したECO商品は、100%リサイクル・ペーパーとカシューナッツ・シェルから抽出したフェノール樹脂を主原料としたUSA「パネルテック社」製の「PaperStone」でした。商品としてはほぼ厚物HPLの外観・性状そして用途も同じようです。

この商品に関連し展示会には出展していませんでしたが、当社が取り扱っているドイツのデコデュール社から「グリーン・ラミネート」という名称の高圧メラミン化粧板が紹介されています。違いはコア層で、クラフト紙はNATRO社(ボスニア・ヘルツェゴビナ)の製品で50~80%が再生紙、残りはFSC(森林管理協議会)が承認したパルプを使っています。

又、含浸用の樹脂は今までの石油化学製品を原料とするフェノール樹脂ではなく、植物由来(サトウキビ)の樹脂を使っています。お問合せは、当社までご連絡頂きたいと思います。

報告者: TAYT M.A

2009/12/07